医療機関営業の全体像がわかる資料、無料配布
医療系企業の営業担当者様へ、医療業界特有の営業課題の理解と具体的な解決策、実践的なスキルがまるごとわかる資料を無料でダウンロードいただけます。
医療機関リストは、営業やマーケティングに活用される基礎資料の一つです。同時に、ある時点の市場構造を映すデータでもあります。総数が増えたのか、減ったのか。
その変化は一時的なものなのか、継続的な傾向なのか。現在の総件数は確認していても、数年単位での推移まで整理する機会は、実務の中では多くありません。
2023年末から直近(2026年2月)までの推移を整理すると、医科は横ばい、歯科は減少という対照的な動きが見えてきます。
しかし、この結果だけでは十分とはいえません。直近数年の新規開業割合に目を向けると、総数とは異なる市場の姿が見えてきます。以下で、具体的な数字を整理します。
医科は実質横ばいで推移している
3年間で+396件(約0.4%)の増加となっています。全体規模としては大きな変動は見られず、数値上は横ばいといえる推移です。

しかし、ここで開業日に目を向けてみます。直近3年以内に開業した医療機関は、2026年2月時点で8,830件。全体の約9%を占めています。
横ばいに見える市場でも、約8,800件の新規開業が生じています。一定規模の新規開業が継続していることが分かります。

市場の規模が安定していることと、名簿の中身が変わっていないことは、必ずしも同じではありません。
歯科は連続して減少している
3年間で▲1,715件(約▲2.6%)の減少となっています。単年あたりでは約▲700件規模の減少が続いており、一時的な変動というよりも、継続的な傾向と考えられます。

近年、飲食店や美容室など、個人経営者の多い分野では、開業と閉店の動きが見られます。
歯科診療所もまた個人開業が中心となる分野であり、事業環境の変化の影響を受けやすい構造を持っています。
医科が横ばいで推移しているのに対し、歯科は総数そのものが縮小しています。
市場全体が大きく変わらない分野と、規模が徐々に変化している分野。同じ「医療機関」という括りの中でも、動きは一様ではありません。
件数推移から見えること
件数の推移は、派手な変化を示すものではありません。しかし、静かな変化は確実に積み重なっています。横ばいの医科と、減少する歯科。そのどちらも、現在の市場構造を映した結果です。
件数推移と開業割合を踏まえると、名簿は少なくとも年1回は更新することが合理的といえます。特に直近数年の入れ替わりを踏まえると、月次で更新されたデータの方が市場構造をより正確に反映します。
古いリストを前提に施策を設計すると、新規開業への初期接触機会を逃したり、既に閉業した医療機関へのアプローチが混在する可能性があります。その結果、競合に先行されるリスクも考えられます。
営業戦略やマーケティング施策を検討する際、前提となるのは対象市場の構造です。医療機関件数は毎月ホームページで公開しています。現在の規模感を把握する資料としてご参照ください。
※登録不要でご覧いただけます。
現在お使いの医療機関リストについて、取得時期はいつか、対象エリアの総数は直近と整合しているか、直近数年の新規開業がどの程度含まれているか、といった点を整理してみることも有効です。
当社では、医療機関データを毎月新たに作成し、直近の市場構造を反映した月更新版をご用意しています。
数字は大きく動いていなくても、市場の内側では変化が続いています。お手元のリストがその変化を十分に捉えているか、確認してみたい場合はご相談ください。

