【医療機関リスト分析レポート】「感染症」を標榜する医療機関が増加

増加する「感染症」を標榜する医療機関

当社は2016年から各地方厚生局が公表する保険医療機関一覧を集め、全国一覧を作成し続けています。
作成現場では様々な変化や新たな発見があります。

今回は「診療科名に「感染症」を標榜する医療機関が増加傾向にある」についてご報告します。

①年別比較

(対象期間:2016年02月~2022年02月)

2016年に32件→コロナの流行が始まったばかりの2020年2月には114件(約3倍)になり、2022年2月は220件(約7倍)になります。

②月別比較

(対象期間:2020年02月~2022年02月)
2020年2月114件→2022年2月には220件(約2倍)になります。

まとめ

「感染症」を診療科名として標榜する医療機関は、6年間で約7倍、コロナ流行から約2倍に増加。
2022年度の診療報酬改定で「コロナを受け入れる」病院・「発熱外来をやっている」診療所へ評価が高くなることから、今後も増加すると予想されます。

また、保険医療機関一覧から診療科名を数えると約2,000種ほど(表記違い含む)になり、
古くからある診療科名が無くなることはほぼなく、「感染症」のほかにも、「胆のう/膵臓/肝臓科」「禁煙外来」「思春期精神科」など、名称が具体化し専門性を打ち出していることが目立ちます。

医療機関リストを営業リストとして使う際には、商材に合わせて診療科名を絞込むことで、無駄を減らして効率的な営業活動につながります。しかしながら、厚生局へ届出される診療科名は統一されておらず、同じ意味の診療科でも医療機関により表現が異なることが多くあります。

エグゼメディカルの提供する医療機関リストは、絞り込みたい診療科がある医療機関にフラグ立てをする。
さらに、お手持ちのリストと突合する事も可能です。

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この他にもお客様のご要望に最大限お答えします。「こんなことはできる?」と気になった方、お気軽にご相談ください。